TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
玉川テラストークサロン

パリオートクチュールが終わり、東京ブランドの秋冬コレクションも出揃いました。クチュール最新情報をベースに世界で見た私の一押しアイテムとおすすめコーディネイトを紹介します。東京、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク…。世界で最も旬でリアルなファッション最新情報のトークイベントです。秋の装いのためにどなたでも参加できます。8月30日(火)14:00-15:30 玉川高島屋、玉川テラスにて。下記サイトから申し込みできます。

●萩原輝美の最旬ファッショントレンドトーク

〜クチュール最新情報から東京ブランドまで〜http://www.tamagawa-sc.com/terrace/?id=834

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SEPT PREMIERES by Kenzo Takada

高田賢三さんが「SEPT PREMIERES 」のためにオリジナルでデザインしたコレクションSEPT PREMIERES by Kenzo Takadaが発表されました。レセプションで「久しぶりの服作りだったので、スタートする時は緊張しちゃった」と賢三さん。コレクションは80年代パリのヴィクトワール広場を飾った、賢三さんの世界が炸裂したリアルクローズ。思わずパリコレクションを思い出してしまいました。インタビュー記事は来週のopeners 萩原輝美のファッションデイズでアップする予定。商品は8月19日より、西武、そごう各百貨店、イトーヨーカドーで販売スタート。

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ロンドンの靴ブランド、マノロブラニクのショップオープン  at 銀座松屋

MANOLO BLAHNIKはロンドンのシューズブランドです。華奢なヒールのシンプルなパンプスはいつの時代も女性の憧れの的。19歳で初めてロンドンのマノロの店に行った時は、まるで宝石箱の中に迷い込んだように思ったものです。ラグジュアリーでキラキラした中に吸い込まれてしまったことを覚えています。1年後に買ったパープルのスエードのサンダルは今でも大切に持っています。そのマノロ・ブラニクのショップが東京にオープンすることになりました。この秋冬コレクションはアートをイメージし、靴をトロンプロイユでプレゼンテーションしました。シンプルなばかりでなく、ポップで楽しい作品がたくさん登場します。ショップは8月26日松屋銀座2階にオープンします。

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何はなくともおしゃれ第一!  by  サプール

サプール」は「世界一エレガントでおしゃれな男たち」とデザイナーたちが絶賛する集団です。中部アフリカのコンゴの首都、ブラザビル郊外にある「バコンゴ地区」が彼らの住処。貧しく安全でもないいわゆる「危ない村」です。ここのその日暮らしの村人がプラダやケンゾー、J・P・ゴルチエ…ラグジュアリーブランドを身につけ村を練り歩きます。どんなに貧しくてもおしゃれ第一。おしゃれとは、何よりエレガンスであること、と彼らは言います。「エレガンスとは人間性そのもの。心のゆとりがあるからこそエレガンスを主張できる。武器を捨て今こそおしゃれを」というわけ。「サプールは食事にありつけなくても幸せなのです。なぜなら、しかるべき衣服を着ることは精神を養い、身体を幸福で満たしてくれるから」SAPEURS yhe Gentlemen of Bocongo (青幻舎)そのサプールが山本寛斎のイベント出演のため東京へやってきました。。何ともおしゃれなサプールの一挙手一投足には惚れぼれしてしまいます。ファッションで平和を唱えていけたら素敵ですね。

☆トレビアノート SAPEはフランス語のSociété des ambianceurs et des personnes elegantes(おしゃれで優雅な紳士協会)の頭文字をとったもの。1950年代から1960年代のパリ紳士の盛装に身を包み街を歩く。

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「ルパン三世」からパリ・オートクチュールへ  YUIMA NAKAZATO

デザイナー、中里唯馬さんが7月、招待デザイナーとしてパリ・オートクチュールコレクションで作品を発表しました。東京のデザイナーがオートクチュールにゲストとして迎えられるはじめてのケースです。東京ではEXILEや映画「ルパン三世」の衣装を手がけるデザナーとして活躍中です。聞けばご両親とも舞台衣装、彫刻家として活動する現役のアーティストとか。画像は実家でくつろぐ唯馬さん。なるほどアート感いっぱいの空間です。その唯馬さんを迎えて「カラートプロジェクト71」でじっくりデザインの源泉を聞きました。詳しくはUstreamで。http://www.ustream.tv/recorded/89955865

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写真上、コレクション翌日、パリのショールームで。

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写真上、パレ・ド・トーキョーで全員スタンディングのコレクション。

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写真上、自宅での中里唯馬さん。

画像はhttp://vimeo.com/88444200で見れます。

グリッター・パーティー  by JIMMY CHOO

ジミー・チュウがパリで2017年クルーズ商品のプレゼンテーションをしました。お屋敷のらせん階段を降りると大きなサロンが…。そこはグリッター・パーティーです。シャンデリアの下のテーブルセッティングは七面鳥もマカロンもスワロスキーでできています。それぞれのお皿にのるメイン・ディッシュはもちろんジミー・チュウのグリッターバッグやパンプスです。この秋のトレンドとして一押しのグリッターアイテム。2017年春も続きそうです。

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2016-17秋冬オートクチュール 相次ぐプレタからの転入ブランド GILES

2016-17秋冬のオートクチュールはプレタからの転籍組も加わり、前シーズンより7ブランド増え46ブランドになりました。海外からの参加ブランドも増えています。その一つ、ジャイル(ジャイルズ・ディーコン)はロンドンのプレタポルテコレクションから移ったブランドです。ゴシックドレスやプリントのキッチュなプレタポルテを発表している若いデザイナーです。プレタではなくクチュールで発表したわけをを聞くと「服を良く見てもらいたかったから。服を見れば、クチュールに移ったわけがわかるはずです」。ほとんどがロンドンのアトリエで作られている手仕事のドレス。こうした若い力が今のクチュールを支えています。

 

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写真上、デザイナーのジャイルズさんとパリのショールームで。

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盛り込んで作る量感のドレス  by VIKTOR&ROLF

ヴィクター&ロルフの16-17秋冬オートクチュールコレクションです。今シーズンは過去のコレクションの生地や作品を引き裂き、新しいボリュームとシェイプの作品に作り変えました。自分たちのヴィンテージ作品をボタンやビーズなど手仕事を盛り込みながら1点しかないクチュール作品にしたのです。作品ごとに量感が増してゆくコレクション。着継いでゆく大切さと時代のコラージュ。その二つがデザインされました。デニムと合わせているところがリアル、チープシックなドレスが素敵です。

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パリ・オートクチュール  by ヴァレンティノ

2016-17秋冬パリ・オートクチュールコレクションです。恒例トリをつとめるのはヴァレンティノです。今年はウイリアム・シェイクスピア没後400年。シェイクスピア時代の白いラッフル衿が際立つ中世の貴族スタイルが並びました。ベルベッドのジレやジャケットにパンツをブーツインしたマスキュリンスタイルからスタート。今までドレスが多かったヴァレンティノコレクションでは新鮮です。ヴァレンティノレッドに、黒、白の3色を大胆に使った作品が並びました。添えるレザーのアクセサリーがモダンに、金色のリボンで止める髪型がピュアな雰囲気を印象づけます。このショーを最後にヴァレンティノを去ることになったデザイナーのひとりマリア・グラツィア・キウリさんはディオールのデザイナーに就任しました。ローマからパリのクチュリエへ。来シーズンのディオールが楽しみです!

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「麦の穂」  by ブシュロン、ショーメ

オートクチュールコレクション最終日は、ヴァンドーム広場を囲むジュエラーの新作発表会が行われます。シャネルによる「麦の穂」のインスタレーションを窓越しにロブションでは「麦の穂」のアーカイブが飾られ、ショーメでも新作がお目見えしました。なぜ、今「麦の穂」?金色に輝く麦の穂は身近で素朴なモチーフですが『豊かさ』『繁栄』の意味があるそうです。もっともジュエリーのお値段は数千万円から4億円までのハイジュエリーですが…。繊細な穂を描く手技(アルチザン)は見事です。

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写真上、ブシュロンの50年代のポスターとアーカイブ作品。

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写真上、ショーメの新作ハイジュエリー。ショーメと言えば、ティアラです。カジュアルに使いたい!

PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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