TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
「秋のファッショントークサロン」 at 玉川テラス

この秋のファッションプランは決まりましたか?私はベルベットのドレスが気になっています。ブランドはnoir kei ninomiya ドリス・ヴァン・ノッテンthe row のゴールドきんちゃくバッグもお気に入り、小物ではブリティッシュテイストを入れると旬のコーディネイトです!など…秋のファッションプランに役たつようなファッショントークを開催します。7月にパリのクチュールコレクションで発表された花いっぱいのロダルテのドレスや、デビュー2シーズン目のヒュンミ・ニールソンのインタビュー裏話などクチュールから小物の話までお茶を飲みまがらのトークサロンはどなたでも参加できます。申し込みは下記webから。8月28日(月)14:00~15:30 玉川テラスにて開催。http://www.tamagawa-sc.com/terrace/?id=1029

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「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」 by メアリー・マクガキアン

ル・コルビュジエといえば近代建築の巨匠であり、彼がデザインした建造物や家具はモダニズムの最高傑作品として今でも人気です。そのコルビュジエが唯一、才能に嫉妬した(!?)デザイナー、アイリーン・グレイ。二人を描いた映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」の試写を見ました。芸術家たちの「狂騒の時代」と言われた1920年代のパリとコートダジュールを背景に、実話を基に愛憎のドラマが展開します。フランス人が大好きな”エクリュ”という色があります。オフホワイトでもなくセピアでもない透明感のあるエクリュ。家、壁、家具、衣装、そしてコートダジュールの陽まで、そのエクリュに包まれたおしゃれな映像です。10月14日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開。http://www.transformer.co.jp/m/lecorbusier.eileem/

☆トレビアノート 今年はル・コルビュジエ生誕130周年。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ、スイスに生まれる。1920年代から建築家として活動を始め、機能主義を貫いた「近代建築の5原則」を掲げる。「住宅とは、住むための機械である」ール・コルビュジエ

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天の川を描く手技の和菓子  by 京都菓匠 亀末廣

パリから戻った7月7日、京都の友人から素敵なお菓子が届きました。乞巧奠(きこうでん)ー七夕祭をモチーフにした和菓子です。「星のたむけ」と名付けられた7種は、天の川(道明寺)願いの糸(葛)などが並び、年に1度、天の川の両岸にあるひこ星と織女星が相会するというロマンティックな情景が描かれています。ずっと飾っておきたいほど繊細で美しいのですが、思わず口に含んで幸せな気分に…夢のあるお菓子に感激でした。でも知っていましたか?七夕は日本だけではなく、中国や韓国、ベトナムにもある節句だそうです。星のたむけー京都菓匠 亀末廣

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AGATHA Paris  パリのプルミエール・アクセサリー

AGATHA アガタは1974年創業のパリのコスチュームジュエリーブランドです。私が80年代にパリに住み始めた時、初めて買ったアクセサリーがAGATHAでした。サンジェルマンのブルマリン(パリではネイビーとは言わず)のショップはパリそのものでした。そのAGATHAの新作です。色彩豊かな画家アンリ・マティスをイメージした楽しいモチーフが揃いました。モビールのように揺れるネックレスとイヤリングがお気に入りです。歩くたびに表情を変えて楽しい!デイリーに使いたいアクセサリーです。

  

写真左、イヤリングとラリエットタイプのネックレスをつけてみました。Noir Kei NinomiyaのTシャツにブルネロ・クチネリのスカートはこの夏のお気に入りコーディネイト。AGATHAのアクセサリーは主張すぎずに、遊びココロを添えてくれます。

 

「エタニティ 永遠の花たちへ」  by トラン・アン・ユン

もしまた生まれてくるなら…きっと女性で、同じようにファッションの仕事をしたいと思いますが…。映画「エタニティ」は女に生まれ、その運命を淡々と受け入れて生きた女性の物語です。会話の少ない映像と「ナレーション」役の音楽が流れます。もちろん時代は違うけれど、いつの時も運命を受け身ではなく生きてゆく女性の姿、強さ、優しさを描いています。結婚、夫の死、受け継いでゆく娘との関係など。「生」と「死」がテーマです。監督は1962年にベトナムで生まれ1075年に家族とフランスに移り住んだトラン・アン・ユン。彼自身は映画の中のブルジョアジーとは無縁の生活を送っています。ベトナムでは、Eternite(永遠)etreinte(抱きしめること)の綴り変えと言われているそうです。「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥが10代から60代までを熱演。今秋 シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー 配給:キノフィルムズ

© Nord-Ouest

「プレタポルテリュックス」 期待の新人ヒュンミ・ニールセン in Paris

先シーズン、オートクチュールコレクションデビューしたデザイナー、ヒュンミ・ニールセン。2シーズン目の今回はサテンやレースの他、ヴィンテージデニムのドレスや手刺しゅうのコートなどを並べました。ドレスの裾からは切りっぱなしのチュールやガーゼが覗きます。クラシックなヘッドピースにロイヤルカレッジ時代の友人が作るシューズを加え、先シーズンよりぐっと見応えのあるコレクションです。ショー直後、パリの自宅兼アトリエに尋ねてインタビューしました。「ストーリーのある服作りをしたい」これから楽しみなデザイナーです。関連ブログ2017.1.28 詳しくは「ファッション力」に掲載予定。

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「ホテル クリヨン」シックにリニューアル  in Paris

オートクチュールコレクションが終わった翌日、友人のデザイナー、アンヴァレリー・アッシュと3日前にリニューアルオープンしたホテルクリヨンでランチをしました。長年閉めて工事中でしたが外観は変わらず、内装は以前のキラキラした感じはなくなりモーブやグレイの家具がシックです。テラスのあるBRASSERIE D’AUMONT(ブラッセリードモン)さすがに38℃の昼下がりでは太陽の下が好きなフランス人でも室内席へ。オイスタバーもでき、私はフレッシュな生牡蠣にオマールのサラダ仕立てをオーダーしました。差し込む陽に楽しいおしゃべりと美味しいひとときを満喫。ティータイムもおすすめです。

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写真左上、入ってすぐのカフェはモーブとグレイの内装に。右、ケーキがオブジェのようにおかれています。

「ヴァレンティノ」胸キュン躍るオートクチュールコレクション

パリ、オートクチュールの最終日ヴァレンティノはうっとりするようなコレクションを発表しました。今シーズンはドレスばかりではありません。トレンチコートに、シフォンのブラウスや小さなジレなどリアルアイテムを見事なカッティングとバランスでレイヤードしています。ペールピンクにローズカラー、アクアブルーにボルドーなどその配色も美しい。ベルベットのドレスはこの秋の旬アイテム。タイツと合わせて日常に着たい!奇をてらうデザインではないのに、すべてのバランスが斬新だ。シフォンに羽刺しゅう、レースとアストラカンの象嵌など、ため息をつくほど美しい。プレタの顧客さまがオートクチュールをオーダーし始めているとか。価格(1000万円以上!?)はともかく、プレタとクチュールがリアルに寄り添い始めているのは確かなようです。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」圧巻の展覧会  in Paris

パリでクリスチャン ディオールのデビューコレクションから創業70周年を記念した展覧会が始まりました。3日に行なわれたプレスプレビューには大勢の招待客がディオール スタイルで集まりました。パリ装飾芸術美術館で、ホールまで含めた3.000平方メートルのスペースに300点以上が並ぶ壮大なスケールです。1947年に発表されたムッシュ・ディオールニュールックは今なお受け継がれています。ムッシューがデザイナーとして活躍したのはたった10年間。突然の死により後を継いだサンローラン、そして現在のマリア・グラツィア・キウリまで6人の作品が並びます。圧巻は360度天井までトワルを飾った部屋です。透ける素材や何種類もの綿を使いながら、忠実に繊細にフォルムを作っています。必見の展覧会です。パリ装飾芸術美術館で2018年1月7日まで開催。

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写真左、1947年発表されたムッシュ・ディオールのニュールック。

写真右、影響されたデザイナーのコレクションが並びます。コムデギャルソンも登場。

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写真左、同じガーデンをモチーフにしたムッシュ・ディオール、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリの作品。お気に入りのブースです。

写真右、ガーデンで行なわれたカクテルパーティーでは花や穂で作られた一夜だけの”ニュールック”ドレスが並びました。

「ロダルテ」ガーデンの妖精たち  in Paris

パリです。17-18AWオートクチュールコレクションです。先週の猛暑も和らぎ、夏の陽射しが眩しい毎日が続いています。今シーズンは5ブランドの参加が増え、初日の朝からスケジュールがぎっしり。「RODARTE」ロダルテもニューヨークコレクションから移った初参加ブランドです。ゴスの入ったロマンティックドレスが得意で、映画「ブラックスワン」のナタリーポートマンの衣装をデザインしたりニューヨークでも人気のブランドです。会場に選んだのは回廊を囲む古い修道院の中庭。かすみ草の可憐な花とゴールド、シルバーのリボンバングル、髪飾りが優しいドレスにインパクトを添えます。シフォンにレース、フリルに刺繍したロマンティックドレスは風にそよぎ、透明感のある妖精のようです。スタッズやパール使いのライダースジャケットも登場しました。フィナーレでは、一人ずつ庭に立ち、映画「去年マリエンバード」でヴィコント城にシャネルのブラックドレスをまとった女性が妖艶に立つシーンを思い出しました。「ロダルテ」はLAのマレビィ姉妹がデザインするブランド。私がディレクションしていたデザインワークスのお店に来たことがあり、妹のローラが「アンティパスト」のソックスを何足も買って帰ったことを覚えています。かわいいもの大好きのローラでした。

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PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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