TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
風はらむドレス by Noir Kei Ninomiya コム デ ギャルソン

Noir Kei ninomiya がまた新しい手技を駆使したコレクションを発表しました。ジャバラのように手で畳んだシフォンをつなげる量感ドレス。細いテープをくるくると花びらのように形どりアプリケしたドレス。至近距離30センチでため息の出る繊細な仕事と美しさに魅了されました。「コレクションの時にパリで着たいけれど、トランクに入れるのが大変そう」と言うと「プチプチのように大切なもの、包んで持って来てください」とデザイナーの二宮さん。いえいえ、大切なドレスを運ぶためプチプチに包みたいです。毎シーズン、こんなドレス見たことなかった、着てみたい!と思わせるお気に入りブランドです。

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"GUCCY"  by アレッサンドロ・ミケーレ

18SSミラノコレクション、初日はグッチです。インビテーションはブリキの缶が送られてきて”GUCCY”と書かれています。クッキーでも入っているのかと思いきや、キャンドルでした。シート番号が蓋に取り付けてあるので缶を持って会場へ。会場内はフィレンツェの彫刻が、所狭しと置かれています。コレクションは青やピンクのライトで服自体は、はっきり見えませんが”GUCCY"=グッチらしさ、勢いは感じました。それで良いのだそうです。プレスリリースは相変わらず、哲学的なことが書かれていてさっぱりわかりません。ただ展示会やお店に行くと”ファッションは楽しい”と思う作品がいっぱい。クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの想像と現実を結びつける力が、ただものではないことだけは感じます。

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春爛漫ー花満開のソフィア・ウェブスター in London

ロンドンのソフィア・ウェブスターはいつも奇をてらったプレゼンテーションが楽しい靴、バッグのブランドです。でも今回は自然光が入るただの白い建物で見せました。テーマは「フラワー」です。繊細な和花のような花の中でモデルたちが可憐に佇みます。続くミラノ、パリコレクションでも花モチーフはたくさん登場しました。来年春、ファッションは満開になりそうです。

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[バーバリーのPVCコート] 気になる!コレクションアイテム

2018SSロンドンコレクションです。バーバリーセプテンバーコレクションと名付けた”See now, Buy now”今から2月まで店頭に並ぶ商品を発表しました。今シーズンはカラフルでポップなレイヤードスタイルです。英国らしいアーガイルのソックス、カラフルで大胆なタータンチェックのバッグも登場します。クリストファー・ベイリーの今シーズンのテーマは「ブリティッシュ・フォトグラファー」英国の日常写真からイメージしたアイテムをリアルにモダンにデザインしています。気になるアイテムがカラフルなPVCコートです。中のレイヤードを透かし出し、オールシーズン着ることができ人気を呼びそうです。コレクションを見た後、気付きました。インビテーションも透明ピンクの封筒に入って、中の写真を透かしていたことを…。http://fashionpost.jp/fashion/fashion-collection/114565

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写真右、ショー会場に飾られたビニールコートを着たおじさんのドキュメンタリー写真

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写真右、会場に飾られた写真の1枚が透けるピンクの封筒に入って届いた招待状

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「AERIFORM」 by IRIS VAN HERPEN

イリス・ヴァン・ヘーペンはテキスタイルにこだわった儚げなドレスが得意なデザイナーです。オートクチュールで発表されたコレクションのテーマは”AERIFORM”です。デンマークのアーティスト集団Between Musicの演奏の中、発表しました。真っ暗な会場に置かれた4つの大きなボックスはショースタートと同時にカバーを外されました。なんと水槽の中でイリスのドレスを着たミュージシャンたちが水中で演奏をしています。その周りをオーガンディに細いレザーテープを重ねたエアリードレスのモデルが歩きます。今までよりぐっと軽くリアルなドレスが並びました。水と空気のコントラストが会場を幻想的な世界に包み込んでいました。

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写真上、ショー終了後、顔を出して話してくれました。

「プレタポルテリュックス」 期待の新人ヒュンミ・ニールセン in Paris

先シーズン、オートクチュールコレクションデビューしたデザイナー、ヒュンミ・ニールセン。2シーズン目の今回はサテンやレースの他、ヴィンテージデニムのドレスや手刺しゅうのコートなどを並べました。ドレスの裾からは切りっぱなしのチュールやガーゼが覗きます。クラシックなヘッドピースにロイヤルカレッジ時代の友人が作るシューズを加え、先シーズンよりぐっと見応えのあるコレクションです。ショー直後、パリの自宅兼アトリエに尋ねてインタビューしました。「ストーリーのある服作りをしたい」これから楽しみなデザイナーです。関連ブログ2017.1.28 詳しくは「ファッション力」に掲載予定。

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「ヴァレンティノ」胸キュン躍るオートクチュールコレクション

パリ、オートクチュールの最終日ヴァレンティノはうっとりするようなコレクションを発表しました。今シーズンはドレスばかりではありません。トレンチコートに、シフォンのブラウスや小さなジレなどリアルアイテムを見事なカッティングとバランスでレイヤードしています。ペールピンクにローズカラー、アクアブルーにボルドーなどその配色も美しい。ベルベットのドレスはこの秋の旬アイテム。タイツと合わせて日常に着たい!奇をてらうデザインではないのに、すべてのバランスが斬新だ。シフォンに羽刺しゅう、レースとアストラカンの象嵌など、ため息をつくほど美しい。プレタの顧客さまがオートクチュールをオーダーし始めているとか。価格(1000万円以上!?)はともかく、プレタとクチュールがリアルに寄り添い始めているのは確かなようです。

「ロダルテ」ガーデンの妖精たち  in Paris

パリです。17-18AWオートクチュールコレクションです。先週の猛暑も和らぎ、夏の陽射しが眩しい毎日が続いています。今シーズンは5ブランドの参加が増え、初日の朝からスケジュールがぎっしり。「RODARTE」ロダルテもニューヨークコレクションから移った初参加ブランドです。ゴスの入ったロマンティックドレスが得意で、映画「ブラックスワン」のナタリーポートマンの衣装をデザインしたりニューヨークでも人気のブランドです。会場に選んだのは回廊を囲む古い修道院の中庭。かすみ草の可憐な花とゴールド、シルバーのリボンバングル、髪飾りが優しいドレスにインパクトを添えます。シフォンにレース、フリルに刺繍したロマンティックドレスは風にそよぎ、透明感のある妖精のようです。スタッズやパール使いのライダースジャケットも登場しました。フィナーレでは、一人ずつ庭に立ち、映画「去年マリエンバード」でヴィコント城にシャネルのブラックドレスをまとった女性が妖艶に立つシーンを思い出しました。「ロダルテ」はLAのマレビィ姉妹がデザインするブランド。私がディレクションしていたデザインワークスのお店に来たことがあり、妹のローラが「アンティパスト」のソックスを何足も買って帰ったことを覚えています。かわいいもの大好きのローラでした。

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「WAFUKU」 by ビューティフル・ピープル

人気のブランド、ビューティフル・ピープルが17-18秋冬コレクションを3月初めてパリで発表しました。テーマは「WAFUKU」着物の打掛や帯ベルトで外国向けジャポニズムを狙ったのかと思いきや、KIMONOの縫い目に沿ってたためる機能美や合理性を追求しました。インスタレーションだけではわかりにくかったのですが、手にとってみて納得のゆくコレクションでした。

写真上、wafukuのように肩のラインで直線にたためるニット。

写真右、商品はたたんでタトウ紙に包んで納品するそうです。

 

 

写真左、アイコンであるライダーズジャケットをコートの下に着て半襟のように見せます。写真右、プレゼンテーションの翌日ショールームでデザイナー熊切さんと。

「パリ コスモポライト」コレクション  by シャネル

シャネルは、2016/17年メティエダールコレクション(年1回、12月に発表されるクチュール技をふんだんに取り入れたプレタポルテ)パリ コスモポライトを東京で披露しました。昨年12月、リニューアルしたパリ、ホテルリッツで発表したものです。ガブリエル・シャネルが住まいにしていたホテルリッツに、今回のリニューアルでシャネルのスウィートルームができました。(関連ブログ2016.7.8)パリ コスポポライトはかつてリッツでディナーを楽しんだ女性たちのカフェ・ソサエティをイメージしています。映画「カフェ・ソサエティ」はニューヨーク。(関連ブログ2017.4.25)パリ コスポポライトではバラの花冠がキッチュで楽しい。ドレスに合わせるニットのロングマフラーが軽さを加えてモダンです。

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PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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