TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
IHNN 18-19AWコレクション

新人デザイナーIHNNさんの18-19秋冬プレゼンテーションがありました。今シーズンは服だけではなく、鈴木親さんが撮り下ろした写真のインスタレーションです。服だけで見るよりぐっとモードな雰囲気、奥行きを感じます。世界中のデザイナーの厚い信頼があり、多くの作品を撮影している鈴木親さん。8月のカラートプロジェクトのワークショップにお招きして、写真家として作品としてのファッション、デザイナービジネスとの関わりなどお話を伺う予定です。

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写真左、鈴木親さんと。撮影されるのも慣れていました。

展示会で見たお気に入り! at ドリス・ヴァン・ノッテン

ヨーロッパのラグジュアリーブランドでも、ファーかエコファーかと言う論争は相変わらず続いています。ファーを使わない宣言をしたグッチに始まり、属するケリンググループは全ブランド使わない宣言をして会社イメージがぐっとアップしたとか。最近のフェイクファーは毛皮より毛皮らしい。そして色や質感のバリエーションが増えて一つの素材として認知されています。この秋、一番着たいのがドリス・ヴァン・ノッテンのフェイクファージャケット、予約済みです。

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効率でなく手技とぬくもりを込めたブランド ”THE ROW"

大好きなブランド” THE ROW" が本格的に日本で展開を始めます。ザ・ロウは2006年、オルセン姉妹によりLAから発信されたブランドです。シンプルでラグジュアリー。展示会で見つけたお気に入りルックはシルクガザータのボーブラウスにベルベットのスカートです。このベルベット、シルクアイボリーの布地の上にペパーミントグリーンのチュール、またシルクとベルベットを重ねて、一番下のシルクを残しながら3枚の布地をカットしているのです。効率だけを求めるのではなく、手技と時間、ぬくもりを込めた作品に惹かれます。先日、THE ROWの白のシルクワーピースを購入。タグにはデリケートな素材に対して「この服にはアクセサリーをしないでください。化粧もしないでほしい」と服のためのアドバイスが…。大切に着てゆきたい1着です。

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HUNTING WORLD x Arsham Studio Standard Collection

ハンティングワールドといえば、カーキ色のショルダーバッグがすぐ思い浮かびます。そのバッグが白い魔法をかけられ、おしゃれなアイテムとして登場しました。仕掛け人はDaniel Arsham (ダニエル・アーシャム)さん、モダンアートのアーティストとして活躍しています。世界6カ国7店舗のみで販売するバッグ2型、Tシャツ、ブルゾンはドーバー・ストリート・マーケット・ギンザで販売スタートしました。ディスプレイも素敵です。ぜひ新しい白い世界を覗いてみては!?

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写真右、レセプション会場でダニエルさんと、偶然 ten. の白いシャツドレスで。

Viva MANILACABA !  by クリスチャン・ルブタン

クリスチャン・ルブタンの新作バッグです。GREAT WOMEN IN ASIAN X CHRISTIAN LOUBOUTIN と題したアジアへの旅はマニラへ。そこの手織布をパッチワークしたトートバックはエキゾチックでモダンです。ざっくり入るマニラカバ、旅にも仕事にも楽しく使えそうです。

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展示会で見つけたHOTアイテム  by FENDI  

2018年秋冬はスポーツテイストを取り入れたファッションが注目されそうです。フェンディはユニークなアイテムを発表しました。イタリアのスポーツブランド、FILA のロゴをイメージしたFENDI ロゴのトップスです。誰でも知っている FILAマーク、カール・ラガフェルドのお茶目アイテムとして話題になりそうです。

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写真上、フェンディらしくトレーナーはミンクです。

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ミルフォィユドレス by コム デ ギャルソン 

2018-19秋冬コム デ ギャルソンのパリコレクションです。いつも始まる前の静けさから緊張感が漂うコレクション会場。今シーズンもミルフォィユドレスに圧倒されたのですが、さらに驚いたのはフィナーレです。モデルたちが全員、手をつなぎ笑顔で登場しました。コレクションではいつも無表情で闊歩してゆくモデルですが初めてです。時代の流れをいち早くキャッチしコレクションで表現してゆくデザイナーの川久保玲さん。不穏な時代へのメッセージを感じました。

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リアルなレイヤードスタイル by AKIKO AOKI

パリから戻り、あっという間に東京コレクションが終わりました。今シーズン、AKIKO AOKIがぐっとモダンなプレゼンテーションを発表しました。小さなギャラリーに服をかけたラックが並んでいます。ボディスーツを着たモデルが登場し観客の前で1枚ずつ服を着てゆくという趣向です。今シーズンのトレンドであるレイヤードをわかりやすく実践するのですが、ただ重ねるのではありません。アームホールや肩の落ち感など全てが計算されていて、アイテムを加えるたびに新しい服の着こなしを見せてくれます。ルイ・ヴィトン新人アワードのファイナリストにも選ばれ、今後が楽しみなデザイナーです。

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襟元から咲きこぼれるパンジー by ヴァレンティノ

ヴァレンティノ18-19AWコレクションはガラス張りの特設会場で、うっとりするランウェイを見せてくれました。首元に咲く大輪のポピーやアネモネ、パンジー、小さく可憐な花なのにギャザーたっぷりの象嵌フラワーが大胆に描かれています。赤ずきんのようなフードのついたコート、スポーツディテールもヴァレンティノスタイルでエレガントです。無駄のないカッティングとスカラップでシルエットを作りグラデーションカラーでルックをまとめます。1月のオートクチュールに続いてレイヤードで見せたプレタポルテコレクション。パリコレクションのラグジュアリーブランドを先導しています。

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noir kei ninomiya パリ・デビューコレクション

こちらは花のブーケを顔につけて登場した noir kei ninomiya のパリ、デビューコレクションです。コム デ ギャルソンのアトリエでのプレゼンテーションから飛び出しました。手仕事を加え、黒の深さを描くnoirスタイルに真紅のブーケが色を添えます。モンクレールのデザイナーの一人に選ばれ、ダウンジャケットも販売されることになりました。黒の魅力をますます教えてくれるブランドです。ブーケは東信さんの作品でした。

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PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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