TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
RITZ PARIS par TASAKI in Paris

TASAKIは、パリのブティックがあるホテルリッツのサロンで新作を発表しました。新しくクリエイティブ・ディレクターに抜擢されたブラバル・グルンが手がけるハイジュエリーライン「RITZ PARIS par TASAKI」です。真珠やダイヤに加えて、七色に輝くオパールが魅力的な作品を並べました。クールな石の硬さに流れるような曲線で描かれるチョーカーやイヤリングはボディに寄り添い女性を引き立ててくれそうです。ブラバルはニューヨークコレクションでエレガントな作品を発表しているデザイナーです。この日の発表では5月の METガラ(メトロポリタン美術館のファッションの祭典)でダイアン・クルーガーがきたドレスにTASAKIのヘッドピースが展示されました。MET ガラ 関連ブログ 2017.01.24

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「COLORATURA」キャンディーのようなハイジュエリー                       by カルティエ

パリのオートクチュールコレクション最終日はいつもオートジュエリー、一点しかない希少な石を使ったハイジュエリーが発表されます。ジュエラーの顧客はもちろんオートクチュールのお客さま。世界中からコレクションに招待されたセレブにジュエリーを見ていただくために、今シーズンはジュエリーの発表が連日のように行われました。どの宝飾メゾンも趣向を凝らしたプレゼンテーションです。カルティエはシャングリラホテルで「COLORATURA」と題したカラフルなハイジュエリーをカラードレスのマヌカンにつけて展示しました。よりリアルに色の持つ力が輝きます。色石の配色、大きな石ばかりでなくビーズにしてそのグラデーションやボディに沿うシルエットがアトリエの手技が光る魅力です。瞬きもせずに目を見張ってしまう美しさでした。

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エルメスのジュエリーコレクション by ピエール・アルディ

今シーズン、パリ・オートクチュールコレクション期間中にリゾートコレクションやハイジュエリーの発表会などイベントが毎日続きました。エルメスはサントノーレ本店でのリゾートコレクションに加え、初めてのジュエリーショーを行いました。黒のハイネックニットにパンツをはいたダンサーたちが、それぞれジュエリーをつけて四角いステージを軽やかに凛と歩きます。交差する仕草は、ジュエリーのコーディネイトが広がるようにネックレスとバングルが重なり合います。全作品、靴のデザインを手がけているピエール・アルディの作品です。

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つるモチーフのジュエリー by ショーメ、ボッテガ・ヴェネタ

ぶどうなどのつるモチーフは着物にもよく使われる古典柄です。展覧会「ショーメ時空を超える宝飾芸術の世界」にもつるモチーフが登場していましたがカメオなどと合わせてモダンに使われていました。プレスプレビューに ten. のシャツワンピースにボッテガ・ヴェネタのジュエリーを合わせて行きました。色石の間にターコイスが繋がれているネックレスとつるモチーフにターコイスの花が付いているピアスです。光沢感とマットな石のコントラストが気に入って日常使いしています。ショーメのヴィンテージ作品には斬新なアイデアを感じました。

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タコが吸い付くルーベライトネックレス by ショーメ

パリの老舗ジュエラー”ショーメ”と言えばティアラや王冠が有名です。そのクリエーションは1780年からナポレオン1世と皇妃ジョゼフィーヌの御用達だったことに始まります。「ショーメ時空を超える宝飾芸術の世界」が丸の内で開催されています。ルーブル美術館所蔵の肖像画とともに登場する宝飾品の数々は必見です。職人技による斬新なデザインアイテムは今まで未発表のものも並びます。毎シーズン、パリのヴァンドーム広場で行われる展示会は拝見しているのですが”タコのネックレス”は初めて見ました。ロッククリスタルでできたタコが真っ赤なルーベライトに吸いついているネックレスは愛情の表現だそうです。ユーモアたっぷりのお茶目なアイテム。300点にも及ぶ作品が並ぶ展覧会、おすすめです。2018年9月17日まで三菱一号館美術館で開催。

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写真左、タコのネックレス1970年作。右、タータンチェックを表現したリボンブローチ。

「フライング・クラウド」号 シャネルのクルーズライフ

CHANELの新作ハイジュエリーは1920年、ガブリエル・シャネルウエストミンスター公爵とのクルーズライフをイメージしたコレクションが並びました。ボーダーシャツにセーラーパンツを合わせ浜辺に立つガブリエルの写真は有名ですが、ジュエリーにもボーダーがたくさん登場しました。パールやダイヤにブルーサファイアでラインを入れます。ダイヤで水の弾けるスプラッシュを表現したり、パールやビーズで船のロープやセーラー服のブレードを編んでいます。カシミアニットにさりげなくロングネックレスを合わせる。セレブならではの冬のクルーザースタイル、素敵です。

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AGATHA Paris  パリのプルミエール・アクセサリー

AGATHA アガタは1974年創業のパリのコスチュームジュエリーブランドです。私が80年代にパリに住み始めた時、初めて買ったアクセサリーがAGATHAでした。サンジェルマンのブルマリン(パリではネイビーとは言わず)のショップはパリそのものでした。そのAGATHAの新作です。色彩豊かな画家アンリ・マティスをイメージした楽しいモチーフが揃いました。モビールのように揺れるネックレスとイヤリングがお気に入りです。歩くたびに表情を変えて楽しい!デイリーに使いたいアクセサリーです。

  

写真左、イヤリングとラリエットタイプのネックレスをつけてみました。Noir Kei NinomiyaのTシャツにブルネロ・クチネリのスカートはこの夏のお気に入りコーディネイト。AGATHAのアクセサリーは主張すぎずに、遊びココロを添えてくれます。

 

ミキモト銀座本店

MIKIMOTOが銀座本店のリニューアルを終え、オープンしました。1階は入口から大きなウインドウまで店内が見渡せるガラスのファサードで開放的です。各フロアーのイメージごとに、異なったインテリアデザイナーを起用して変化のある売り場になっています。マリアージュのフロアーはラリックのガラスがロマンティックです。モデルを使ったプレゼンテーションではモダンでフレッシュなパール使いからウエディングドレスと一体になったゴージャスなものまで揃いました。花婿さんにも黒のタキシードにパール1連のロングネックレスが添えられています。イタリア人デザイナー、ジャンバティスタ・ヴァリはいつも黒い服にパールのショート1連ネックレスがトレードパーク。男性のパールネックレスもポピュラーになるかもしれませんね。

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写真左、タキシードにパールロングネックレス。右、ジャンバティスタ・バリさんとパリのショールームで。

「NATURE&NICORAI BERGMANN」

人気のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンが自らデザインするジュエリーコレクションを発表しました。イメージはもちろん花。小さな蕾から花を咲かせるまでの繊細なモチーフがリングに、ペンダントヘッドにデザインされています。ストーリーのあるコレクションはシルバーからゴールドまでプライスレンジも幅広く揃っています。贈られると幸せな気持ちになるニコライの花のブーケ。その香りが漂うようなジュエリーです。

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「麦の穂」  by ブシュロン、ショーメ

オートクチュールコレクション最終日は、ヴァンドーム広場を囲むジュエラーの新作発表会が行われます。シャネルによる「麦の穂」のインスタレーションを窓越しにロブションでは「麦の穂」のアーカイブが飾られ、ショーメでも新作がお目見えしました。なぜ、今「麦の穂」?金色に輝く麦の穂は身近で素朴なモチーフですが『豊かさ』『繁栄』の意味があるそうです。もっともジュエリーのお値段は数千万円から4億円までのハイジュエリーですが…。繊細な穂を描く手技(アルチザン)は見事です。

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写真上、ブシュロンの50年代のポスターとアーカイブ作品。

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写真上、ショーメの新作ハイジュエリー。ショーメと言えば、ティアラです。カジュアルに使いたい!

PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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