TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
グロテスクアート  by プラダ財団 ミラノ

どきっ!フェ〜」と思わずため息つく作品が並びました。ミラノ、プラダ財団の新プロジェクトです。1年前のオープン時より、さらにグロテスクにパワーアップしています。ベティ・サール(1926年ロサンゼルス生まれ)の作品展「Uneasy Dancer」も9月15日より開催中。必見です!2017年1月8日まで。

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マンホール・ペインティング   in  Milan

ミラノの街がにわかに元気です。5月から10月までEXPOが開催されるため、ホテルは改装され街が色づいています。マンホールペインティング!です。ラグジュアリーブランドが並ぶスピーガ通りやモンテナポレオーネ通りのマンホールをファッションデザイナーがデザインしました。マンホール探しながらウインドウショッピングを楽しめます。


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写真上、モスキーノ。


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写真左、ディースクエアード。右、アイスバーグ。

千藤の新作帯   in  Kyoto

3D織機で立体的な帯を織り上げる京都、千藤の帯。京都で新作を見てきました。この帯は組紐の要領で300本の糸車をひとりの職人が絡ませながら作ったものです。織機のように縦横だけの線ではなく、丸みを帯びた曲線が特徴です。幻想的な薄紫のグラデーションにひとめ惚れです…。


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節子夫人&アスティエ・ド・ヴィラット  in Paris

大好きなパリの陶器、アスティエ・ド・ヴィラットのアトリエに行ってきました!13区の大通りに面したビルの中のアトリエ。中に入ると外の喧噪とは別世界です。仏のアーティスト、バルテュスの夫人で自ら多彩な芸術活動に取り組む節子夫人、アスティエ・ド・ヴィラットのオーナーでアーティストのブノワイヴァンで朝食を摂り、新しい創作活動についての話を聞きました。その後、節子夫人とシャネルのコレクションへ。インタビュー記事はOPENERSのDESIGNでアップします。http://openers.jp/interior_exterior/index.html


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写真上、ショルームで、アスティエの作品とセツコ・コレクションに囲まれて朝食をいただきました。


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写真上、アトリエでは20名のチベット人の職人が手作りで陶器を作っています。


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写真上左、製作途中のセツココレクション。右、グランシャレコレクション。


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写真左、ブノワにアトリエを案内してもらいました。右、完成真近のいちじくの葉のモチーフをつけた燭台の前で。


HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH   by ポール・スミス

ロンドンのテームズ川を臨むデザイン・ミュージアムでちょっと面白い展覧会が開かれています。「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」。自転車レーサーだったポール・スミスがデザイナーとして大成するまでの作品や背景が伺われます。たくさんの色とウィットに富んだ展覧会。6月22日(3月9日が延長されました!)までデザインミュージアムで。http://designmuseum.org/


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写真上、スブニールコーナー。ポール・スミスと並んで写真が撮れます。


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写真上、1976年パリの小さなホテルの一室で初めて開いたメンズ展示会。シャツ8枚とジャケット2着からスタートしました。   


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写真左上、ポールの現在のアトリエをを再現。おもちゃ箱のようでした。

「アスティエ・ド・ヴィラット X 節子」

大好きなパリの陶器「アスティエ・ド・ヴィラット」日本の粉引きに似て、素朴でナチュラルな焼きものです。パリの店でコレクションに行くたびにひとつ、ひとつ買い集めています。その「アスティエ・ド・ヴィラット」が巨匠画家バルテュスの夫人の節子さんとコラボレートする作品が近く発表されます。スイスのグランシャレに住む節子夫人の日常着は着物。40歳で一念発起し、着物に挑戦。はじめて読んだ着物本が節子夫人の「きものを纏う美」(扶桑社刊)でした。雪の多いスイスで着物にマントやブーツを合わせて、ヨーロッパで素敵に着こなされています。4月に上野の東京都美術館で大回顧展「バルテュス展」が開かれます。コラボ商品も4月からアュシュ・ペー・フランスで発売。楽しみです!


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写真左上、アスティエ・ド・ヴィレットのデザイナー、オーナー、節子夫人、HPフランスの村松社長、記者発表会で。

愛はとこしえ   by  草間弥生

ロンドンの百貨店、セルフリッジの正面玄関に巨大な草間弥生人形が飾られました。すべてのショーウインドウを草間弥生マーク・ジェイコブスルイ・ヴィトンがジャックし「愛はとこしえ」という草間さんからのメッセージが大書されました。9月18日、ロンドンで中国人たちの反日デモに遭遇しました。ロンドンの後行くミラノのブランドから「在欧中国人による反日デモが行われますから、近づかないように」というメールが届いてました。国と国がいがみ合っているこんな時こそ(国)民と(国)民は仲良くできたらいいのになあって思います。夕食は大好きな中華にします。


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能作展   in AOYAMA

能作展を見てきました。真鍮を自在にあやつる職人の工房展です。真鍮って実はとても柔らかなんです。手術に使う医療器具の能ベラやスタイレットにも使われています。これを曲げて伸ばして叩いて揉んで感動のアートを生み出しました。http://www.nousaku.co.jp 能作展は7月16日まで表参道のジャイルで開催中。

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写真上、花弁を1枚1枚手で曲げられる器。ヨーロッパでも人気の商品。

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写真上、風鈴とその型

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写真上左、医療器具。右、型のバリエーション
ルイ・ヴィトンーマーク・ジェイコブス展  in Paris

パリコレクションの最終日、「ルイ・ヴィトンーマーク・ジェイコブス」展のオープニングレセプションが開かれました。マークのヴィトンアーティスティック・ディレクター15年を振り返った展覧会です。アーカイブ作品の他に、ドール・ドレスなども展示されました。写真のコラージュには、ムッシュー・ディオール、ココ・シャネル、川久保玲などの顔も収められています。Musee de Arts Decoratifs (パリ装飾芸術美術館)で9月16日まで開催。

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アートアニマル

10月にパリで発表された、ルイ・ヴィトンアートアニマルの新作が表参道のブティックにやって来ました。入り口で迎えてくれたのは、等身大の熊。モノグラムのバッグを組み合わせています。イギリス人アーティスト、ビリー・アキレオスさんの作品です。(6月のブロブにも登場)見つけました!恵比寿の金物やさんのウインドウを飾るたわしのアートアニマル。作者不明。こちらはリアルに毛が抜けそうです。

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PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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