「エタニティ 永遠の花たちへ」 by トラン・アン・ユン
2017.07.31 Monday
もしまた生まれてくるなら…きっと女性で、同じようにファッションの仕事をしたいと思いますが…。映画「エタニティ」は女に生まれ、その運命を淡々と受け入れて生きた女性の物語です。会話の少ない映像と「ナレーション」役の音楽が流れます。もちろん時代は違うけれど、いつの時も運命を受け身ではなく生きてゆく女性の姿、強さ、優しさを描いています。結婚、夫の死、受け継いでゆく娘との関係など。「生」と「死」がテーマです。監督は1962年にベトナムで生まれ1075年に家族とフランスに移り住んだトラン・アン・ユン。彼自身は映画の中のブルジョアジーとは無縁の生活を送っています。ベトナムでは、Eternite(永遠)はetreinte(抱きしめること)の綴り変えと言われているそうです。「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥが10代から60代までを熱演。今秋 シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー 配給:キノフィルムズ
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