TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
「プレタポルテリュックス」 期待の新人ヒュンミ・ニールセン in Paris

先シーズン、オートクチュールコレクションデビューしたデザイナー、ヒュンミ・ニールセン。2シーズン目の今回はサテンやレースの他、ヴィンテージデニムのドレスや手刺しゅうのコートなどを並べました。ドレスの裾からは切りっぱなしのチュールやガーゼが覗きます。クラシックなヘッドピースにロイヤルカレッジ時代の友人が作るシューズを加え、先シーズンよりぐっと見応えのあるコレクションです。ショー直後、パリの自宅兼アトリエに尋ねてインタビューしました。「ストーリーのある服作りをしたい」これから楽しみなデザイナーです。関連ブログ2017.1.28 詳しくは「ファッション力」に掲載予定。

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「ホテル クリヨン」シックにリニューアル  in Paris

オートクチュールコレクションが終わった翌日、友人のデザイナー、アンヴァレリー・アッシュと3日前にリニューアルオープンしたホテルクリヨンでランチをしました。長年閉めて工事中でしたが外観は変わらず、内装は以前のキラキラした感じはなくなりモーブやグレイの家具がシックです。テラスのあるBRASSERIE D’AUMONT(ブラッセリードモン)さすがに38℃の昼下がりでは太陽の下が好きなフランス人でも室内席へ。オイスタバーもでき、私はフレッシュな生牡蠣にオマールのサラダ仕立てをオーダーしました。差し込む陽に楽しいおしゃべりと美味しいひとときを満喫。ティータイムもおすすめです。

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写真左上、入ってすぐのカフェはモーブとグレイの内装に。右、ケーキがオブジェのようにおかれています。

「ヴァレンティノ」胸キュン躍るオートクチュールコレクション

パリ、オートクチュールの最終日ヴァレンティノはうっとりするようなコレクションを発表しました。今シーズンはドレスばかりではありません。トレンチコートに、シフォンのブラウスや小さなジレなどリアルアイテムを見事なカッティングとバランスでレイヤードしています。ペールピンクにローズカラー、アクアブルーにボルドーなどその配色も美しい。ベルベットのドレスはこの秋の旬アイテム。タイツと合わせて日常に着たい!奇をてらうデザインではないのに、すべてのバランスが斬新だ。シフォンに羽刺しゅう、レースとアストラカンの象嵌など、ため息をつくほど美しい。プレタの顧客さまがオートクチュールをオーダーし始めているとか。価格(1000万円以上!?)はともかく、プレタとクチュールがリアルに寄り添い始めているのは確かなようです。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」圧巻の展覧会  in Paris

パリでクリスチャン ディオールのデビューコレクションから創業70周年を記念した展覧会が始まりました。3日に行なわれたプレスプレビューには大勢の招待客がディオール スタイルで集まりました。パリ装飾芸術美術館で、ホールまで含めた3.000平方メートルのスペースに300点以上が並ぶ壮大なスケールです。1947年に発表されたムッシュ・ディオールニュールックは今なお受け継がれています。ムッシューがデザイナーとして活躍したのはたった10年間。突然の死により後を継いだサンローラン、そして現在のマリア・グラツィア・キウリまで6人の作品が並びます。圧巻は360度天井までトワルを飾った部屋です。透ける素材や何種類もの綿を使いながら、忠実に繊細にフォルムを作っています。必見の展覧会です。パリ装飾芸術美術館で2018年1月7日まで開催。

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写真左、1947年発表されたムッシュ・ディオールのニュールック。

写真右、影響されたデザイナーのコレクションが並びます。コムデギャルソンも登場。

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写真左、同じガーデンをモチーフにしたムッシュ・ディオール、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリの作品。お気に入りのブースです。

写真右、ガーデンで行なわれたカクテルパーティーでは花や穂で作られた一夜だけの”ニュールック”ドレスが並びました。

「ロダルテ」ガーデンの妖精たち  in Paris

パリです。17-18AWオートクチュールコレクションです。先週の猛暑も和らぎ、夏の陽射しが眩しい毎日が続いています。今シーズンは5ブランドの参加が増え、初日の朝からスケジュールがぎっしり。「RODARTE」ロダルテもニューヨークコレクションから移った初参加ブランドです。ゴスの入ったロマンティックドレスが得意で、映画「ブラックスワン」のナタリーポートマンの衣装をデザインしたりニューヨークでも人気のブランドです。会場に選んだのは回廊を囲む古い修道院の中庭。かすみ草の可憐な花とゴールド、シルバーのリボンバングル、髪飾りが優しいドレスにインパクトを添えます。シフォンにレース、フリルに刺繍したロマンティックドレスは風にそよぎ、透明感のある妖精のようです。スタッズやパール使いのライダースジャケットも登場しました。フィナーレでは、一人ずつ庭に立ち、映画「去年マリエンバード」でヴィコント城にシャネルのブラックドレスをまとった女性が妖艶に立つシーンを思い出しました。「ロダルテ」はLAのマレビィ姉妹がデザインするブランド。私がディレクションしていたデザインワークスのお店に来たことがあり、妹のローラが「アンティパスト」のソックスを何足も買って帰ったことを覚えています。かわいいもの大好きのローラでした。

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「4月の花器」仮面舞踏会  at H.P.DECO表参道

4月の花器」ってご存知ですか?名前は知らなくても、きっとどこかで見たことのある花器です。21本の試験管を連ねて自由に形を変えらる花瓶で、花以外にもいろんなものを飾れます。25年前二人のパリジェンヌ、シゴレーヌ・プレボアカトリーヌ・レヴィがスタートしたインテリアブランド「ツェツェ・アソシエ」のデビュー作品です。その25周年を記念してパリのセレクトショップ「MERCIメルシー」で行われたパーティー「仮面舞踏会」が東京で再現されました。二人の友人であるアーティストたちが楽しい作品を発表して「4月の花器」祭典が行われています。表参道H.P.DECOにて7月6日まで開催。

写真上、パリコレデザイナー、インド人マニッシュ・アローラの作品

写真左、壁に花の絵を描いて立体針金を止めてあります。

写真右、アスティエ・ヴィラットの作品、陶器製。定価25万円。 

 

写真右、二人のアーティストと。

「WAFUKU」 by ビューティフル・ピープル

人気のブランド、ビューティフル・ピープルが17-18秋冬コレクションを3月初めてパリで発表しました。テーマは「WAFUKU」着物の打掛や帯ベルトで外国向けジャポニズムを狙ったのかと思いきや、KIMONOの縫い目に沿ってたためる機能美や合理性を追求しました。インスタレーションだけではわかりにくかったのですが、手にとってみて納得のゆくコレクションでした。

写真上、wafukuのように肩のラインで直線にたためるニット。

写真右、商品はたたんでタトウ紙に包んで納品するそうです。

 

 

写真左、アイコンであるライダーズジャケットをコートの下に着て半襟のように見せます。写真右、プレゼンテーションの翌日ショールームでデザイナー熊切さんと。

ミキモト銀座本店

MIKIMOTOが銀座本店のリニューアルを終え、オープンしました。1階は入口から大きなウインドウまで店内が見渡せるガラスのファサードで開放的です。各フロアーのイメージごとに、異なったインテリアデザイナーを起用して変化のある売り場になっています。マリアージュのフロアーはラリックのガラスがロマンティックです。モデルを使ったプレゼンテーションではモダンでフレッシュなパール使いからウエディングドレスと一体になったゴージャスなものまで揃いました。花婿さんにも黒のタキシードにパール1連のロングネックレスが添えられています。イタリア人デザイナー、ジャンバティスタ・ヴァリはいつも黒い服にパールのショート1連ネックレスがトレードパーク。男性のパールネックレスもポピュラーになるかもしれませんね。

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写真左、タキシードにパールロングネックレス。右、ジャンバティスタ・バリさんとパリのショールームで。

「ALL GENDER」 at ホイットニー美術館 in N.Y

とてもシンプルで人に優しい案内表示を見ました。ニューヨーク、ホイットニー美術館のお手洗いの案内表示です。先日、新聞でも話題になっていましたが LGBT( レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとった表現)の人が公共のお手洗いに入る時に、見かけで判断されて入りづらかったと。「男女兼用」という意味より深い ALL GENDER( あらゆる性)この表示、日本でもおしゃれに平和に広まれば良いなと思います。

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「NATURE&NICORAI BERGMANN」

人気のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンが自らデザインするジュエリーコレクションを発表しました。イメージはもちろん花。小さな蕾から花を咲かせるまでの繊細なモチーフがリングに、ペンダントヘッドにデザインされています。ストーリーのあるコレクションはシルバーからゴールドまでプライスレンジも幅広く揃っています。贈られると幸せな気持ちになるニコライの花のブーケ。その香りが漂うようなジュエリーです。

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PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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