TERUMI HAGIWARA OFFICIAL BLOG
「Balenciaga,I'oeuvre au noir」 at ブールデル彫刻美術館 

パリで開催されている「Balenciaga,l’oeuvre au noir」展に行ってきました。クリストバル・バレンシアガがデザインした黒のドレスだけを集めたアーカイブ展です。展示されたのは彫刻が並ぶ Musee Bourdelle ブ-ルデル美術館。ここは度々コレクション会場としても使われ、ジバンシークチュールのプレゼンテーション、最近ではグレ展も行われた美術館です。ドレスが彫刻の中にオブジェのように置かれています。「目からウロコ」はバレンシアガのメゾンで仕事をしていたブシュラ・ジャラール(現、ランバンのデザイナー)がアトリエでアーカイブドレスを見た時の印象ですが、まさにそんなショックを受けました。この切り替えどうなっているの?とまだまだ謎めいたバレンシアガの才能と魅力を目の当たりにしました。トルソーの周りをくるくる何周も歩き、見終わった帰り道は良いもの見た満足感でいっぱい。7月16日まで開催。パリに行く方は必見、オートクチュール技の服に魅了されます。

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今年「マルリーの中庭」で ルイ・ヴィトン’17AWコレクション

2017-18秋冬コレクションサーキットのパリ最終日、とりはいつも通りルイ・ヴィトンです。今シーズンはルーブル美術館の「マルリーの中庭」で行われました。17~18世紀を代表する彫刻を横切りながらモデルたちが左右対象の階段を闊歩します。コレクシヨンはゴールドのフレアードレスにブラックレザーのコートを重ねたルックから始まりました。ファーがパッチワークされたベストにレザーパンツなど、いつもの強いフューチャリスティックは柔らいでいます。ブランドの手技にノマドテイストが加わったコーディネイトは、がっちりした靴でマスキュリンテイストに仕上げます。フイナーレを飾るプリント、レース、サテンを組み合わせたリアルなドレスが新鮮です。カジュアルに着こなしたい。

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「MELT ME」私を溶かして…  by ソフィア・ウェブスター

ロンドンの靴デザイナー、ソフィア・ウェブスターの秋冬の主役は氷の女王。氷の彫刻の上に並べられた靴やバッグはシルバーの冷ややかさにラインストーンが散りばめられています。白雪姫のようなモデルが手にするのは「MELT ME」私を溶かして…メッセージバッグです。なんとも艶めかしい!この秋トレンドになりそうな温かみあるベロアファーもたくさん登場しています。会場でのおもてなしはもちろん、かき氷でした。

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「フェブリュアリー(2月)コレクション」 by バーバリー

ロンドンコレクションです。バーバリーは先シーズンに引き続き「See now, Buy now」今見たものを今買える「2017february(フェブリュアリー)コレクション」を発表しました。クリエイティブ・ディレクターのクリストファー・ベイリーと同じヨークシャー出身のアーティスト、ヘンリー・ムーアの作品からイメージしたコレクションです。優しい丸みで量感を出したウールニットはまるで羊のようです。ヨークシャーは羊牧場が多いとか。ヘンリー・ムーアの作品も羊っぽいフォルムですよね。フィナーレで79人のモデルたちがアートピースのようなケープを羽織って登場。1点もの79点は世界を循環して売られるそうです。詳しくはopeners連載「萩原輝美のファッションデイズ」で。

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写真上、ショー会場にはヘンリー・ムーアの作品がどっしりと置かれていました。

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写真左、2000時間かけてビーズ刺しゅうしたモチーフをつなげたケープ。

ゴシッククチュール by グオ・ペイ

中国、韓国などのアジアンデザイナーの登場でクチュールコレクションがさらなる広がりを見せています。昨年のメトロポリタン美術館のコスチューム展「鏡の中の中国(China Trough The Looking Glass)」で歌姫リアーナが着たのはグオ・ペイのガウンドレスでした。その2年前にクチュールコレクションで発表されたものとか。メットガラのレッドカーペットを歩く姿は、アメリカン・ヴォーグの表紙を飾り一躍脚光を浴びました。グオ・ペイの17年春夏クチュールコレクションは、マリー・アントワネットが処刑されるまでいた牢獄(現在は司法宮)コンセルジュリーで発表しました。このコンセルジュリーは伝説のコム デ ギャルソンとマルタン・マルジェラの合同ショーが行われたところです。テーマは「Legend」マリー・アントワネットを彷彿させる金銀スパンコールに十字架が加わったゴージャスゴシックです。

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オートクチュールデビュー by HYUN MI NIELSON ヒュンミ

パリ・オートクチュール最終日、「わあっ!」と思わせる新人デザイナーのコレクションを見ました。インビテーションはe-mailで送られたモノクロの画像が1枚だけ。その儚げで強いシルエットを打ち出している1枚のドレスに魅せられてコレクション会場へ向かいました。シャンゼリゼ通りの裏道、小さな家のドアを入ると白いドレスをまとった少女がベットに座っています。小部屋3室でのスタンディングショーは13ルックを披露しました。どれも繊細にチュールを剥ぎ、つなぎ、量感とシルエットを出しています。レザーの象嵌ジャケットの下からはチュチュが広がります。こんなに優しくて力強い服は久しぶりです。フィナーレ、観客に紛れたかのように現れたデザイナーはとてもナチュラルな人。早速インタビューしました。HYUN MI NILSONュンミさんは韓国出身の40歳。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒業後、アレキサンダー・マックィーンのアトリエでキャリアを積み、今回のデビューです。「どうしてプレタではなく、クチュールでデビューしたの?」「私、スローペースが好きなんです。物事、じっくり、ゆっくり向き合いたいんです」なるほど、量ではなく質。渾身の13ルック、豊かな気分でコレクション取材を終えました。

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シャネルスーツxニュールック  by CHANEL & DIOR

シャネルディオールからおしゃれなクリスマスカードが届きました。永遠のシャネルスーツにニュールック

シャネルはマドモワゼル・ココ(シャネルの愛称)の横顔にツイード生地のスーツを着せパールのネックレスを立体的にのせています。ディオールは3Dカードを組み立てるとニュールック(ムッシュー・ディオールが1947年に発表したルック)がクルクル回ります。どちらも新しい年を迎えても息づいているスタイルです。来る年もそんなファッションと出会いたいです。

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クローゼットのようなグッチブティック  at 六本木ヒルズ店

グッチのブティックが六本木ヒルズにオープンしました。ここはグッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの世界観を見せる日本最初のブティック。ミラノ、モンテナポレオーネ通りのフラッグシップショップと同じコンセプトの内装です。とにかく楽しい!指のマネキンがはめるひとつひとつのりングから象がんのミンクのコートまで並んでいます。まるでクローゼットの中に迷い込んだように時を忘れて宝探しをしている気分です。クリスマスも間近、ほっこりできるアイテムが見つかりそうです。

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「レナ・ルメルスキー」のたわみドレス  at 宮下公園コレクション

2017年春夏はプリーツにドレープギャザータックなど布のたわみを遊ぶ量感ドレスが気になります。お気に入りはレナ・ルメルスキーの白いコットンドレス。程よいボリュームとアシンメトリーのシルエットがリアルでおしゃれです。デザイナーのヘレナ・ルメルスキーさんはクリミア出身。2007年にはアントワープ王立芸術学院でクラスメートだったデムナ・ヴァザリア(現ヴェットモンのデザイナー)と「ステレオタイプス」で東京でのショーに参加。今シーズンは東京コレクション最終日、宮下公園でコレクションを披露しました。作品は全て自分のアトリエで手技で作られています。今後が楽しみなデザイナーです。ドーバーストリートマーケット銀座店で販売。

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写真上、お気に入りドレス、ワークブーツと合わせています。

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写真右、デザイナーのヘレナ・ルメルスキーさん。

パイナップルチャーム   by FENDI

フェンディの’17SSバッグチャームはパイナップルです。フォックスファーを大胆にカット、色もカラフルです。バッグはフラワープリントに3Dの蕾がついて春のガーデンのよう。別売りストラップなど、バッグのアクセサリーもたくさん登場します。大人ピンクが人気を呼びそうです。

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PROFILE
萩原輝美
ファッション・ディレクター


毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。


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